ミツバチの暮らし
ミツバチは群れを作って生活していて、1つの群れには1万~数万匹もの蜂が存在します。
その中に女王蜂が1匹だけいて、残りの9割は雌の働き蜂、1割は雄蜂です。
基本的に、同じ群れにいる働き蜂、雄蜂は皆、同じ女王蜂から生まれた子供たちです。
(女王蜂が世代交代したばかりの時は、一時的に、女王蜂と他の蜂たちは親子ではなく兄弟姉妹になります。)
女王蜂は春~秋は毎日約1500~2000個の卵を産み、
働き蜂はそれらの卵や幼虫の世話をしたり、巣を掃除したり、花から蜜を集めたりします。
雄蜂の役割は他の群の女王蜂と交尾することだけで、交尾の時期以外は巣の中でただうろうろしています。
働き蜂の手伝いはしません。
そのため、秋になり花から採れる蜜の量が減ってくると、越冬用に蓄えた蜜の節約のため、
雄蜂は働き蜂から巣の外に追い出されてしまいます。追い出された雄蜂は、飢えや寒さで死んでしまいます。
冬の間、群れの中に雄蜂はほとんどいませんが、春になるとまた女王蜂が雄蜂を生み始め、群の1割ほどが雄蜂になります。
(女王蜂は働き蜂と雄蜂の産み分けができます。)
こうして、蜂の群れは維持されています。