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ミツバチからの本物のおいしさを。

養蜂家

転飼養蜂家の一年を紹介します。
転飼養蜂とは各地に移動して養蜂をすることを言います。

春が近づくにつれ、女王蜂の産卵が始まり、足らなくなった餌を補充しミツバチを増やしていきます。ミツバチが増えてくると養蜂家は平屋だった巣箱を2階建てにし、サクラが咲き始めるころには、新しい女王蜂を育成し、蜂群を増やしていきます。
ミツバチの2階建て巣箱

養蜂家は花が咲き始める時期を予想し、採蜜を行う蜂群は、餌として与えた蜜を、巣から取り除ききれいにした後、初めてはちみつの採蜜が始まります。
4月~5月中順頃まで暖かい地方で採蜜を行いながら、東へと開花していく花を追うため、移動の準備も同時に行い移動していきます。
近年は、全国的に花の開花も早くなってきており、養蜂家は採蜜をしながら、花の開花情報を地元の方たちに聞いたりして、移動する時期を決めています。
養蜂家は、4月下旬くらいから9月頃まで採蜜が続き、この期間養蜂家にとって忙しい時期になります。
遠心分離器からの採蜜

採蜜が終わり秋からは、スズメバチ駆除に追われます。スズメバチが大量に襲撃してくると、巣箱のミツバチを全滅させることがある為、駆除器を設置してミツバチを守ります。
養蜂家とミツバチの外敵はスズメバチだけではありません。巣箱を設置する場所は、人里離れた山や森の中が多く、クマや野生動物が巣箱を狙ってやってきます。移動する度、置いた巣箱の周りに電柵を張り、蜂場への侵入を防ぎます。
秋には花が少なくミツバチに餌を与えに回り、病気や害虫などの予防・駆除を行いながら暖かい地方へと移動の為の越冬準備が始まります。
暖かい地方へと帰ってからは、次の春に向かい、養蜂家は巣箱や道具の修理清掃、巣枠の製造、内検(ミツバチの観察)を行い、冬を過ごします。

こうして、養蜂家の一年は過ぎていくのですが、ミツバチ達ははちみつを生産するだけではなくほかにも仕事があります。
養蜂家とミツバチは、農業に貢献もしており、多くの野菜・果物の花の受粉の手助けをしています。ミツバチが受粉を手助けすることにより、美味しい野菜・果物を私たちは食べることができ、少なからずSDGsにも関わっています。